• 048-948-1133 専用駐車場4台・駐輪場あり
  • 〒341-0044 埼玉県三郷市戸ヶ崎2丁目38-2

肺がん検査

肺がんについて

肺がん検査画像

肺がんは、喫煙との関係が非常に深いがんですが、タバコを吸わない人でも発症することがあります。周囲に流れるタバコの煙を吸う受動喫煙により発症リスクが高まることもわかっています。禁煙治療の重要性がわかります。
現在までに、禁煙外来や小学校中学校でのがん教育や禁煙教育の講演会を行ってきました。近年、肺がんは日本人のがんによる死亡原因のトップとなりましたが、まだ増加する傾向がみられます。肺がんは早期である場合には無症状であることが多く、病状が進行するにつれて症状が出現します。また肺がんには特有の初期症状があるわけではなく、咳や痰などの風邪とよく似た症状がみられるため、症状だけでは肺がんかどうかを見分けることができません。咳が七日以上続くときは呼吸器内科専門医受診をお勧めします。

主な症状

肺がんの一般的な症状としては、なかなか治りにくい咳、痰、血痰、胸痛、呼吸時のぜーぜー音(喘鳴)、息切れ、声のかれ(嗄声)、軽度の発熱、顔や首のむくみなどがあります。必ずしも肺がんに特有のものではありませんが、血痰や胸痛は、進行した肺がんに多く見られる症状です。
また、肺がんは進行の程度にかかわらずこうした症状がほとんどない場合もあります。肺がんは症状がなくても検診などの胸部X線検査やCT検査によって早期発見することができます。40歳以上のがん検診は必ず受けて頂きたいと思います。
もし肺に影がある場合は当院ではCT検査を行いさらに肺がんか否かを診断します。さらに影がある場合は大学病院で肺の内視鏡検査(気管支鏡検査)を行い、組織検査を行い、肺がんと診断いたします。その後、FDG-PET検査や脳MRI検査などで進行度合いを調べます。

肺がん検査画像
肺がん検査画像
(2021年 文京区医師会 講演スライド 野呂林太郎から抜粋)

病期について

病期とは、がんの進行の程度を示す言葉で、I期、II期、III期、IV期に分類されています。例えば、III期で手術適応にはならず、放射線療法と化学療法を併用すると、2年生存率が30~40%です。同様に、IV期で化学療法を受けた場合の1年生存率は、30~40%とされています。
しかしⅠ期は5年生存率は90%近くでありとにかく手術できる早期で発見することが大切です。しかしIII IV期の進行がんであっても最近では病理組織検査検体を用いてドライバー遺伝子変異検査を行い、遺伝子変異の結果に基づいた狙いを定めた分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害薬を用いて進行がんの根治も夢ではない時代になりました。

検査・治療について

当院では、レントゲン・CT検査でスクリーニングを行うことができ、早い段階で連携病院や大学病院で確定診断、治療を行うことが出来ます。一方で進行がんは抗がん剤や分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬が適応ですが、その副作用やがんによる突発的な症状が出る場合があり、当院では待ち時間が長い大学病院の代わりに連携を行うことにより早期に症状に対応ができます。そして大学病院を受診して頂くべきか当院で対応できるかを判断いたします。またがんによる疼痛や呼吸困難が生じた場合のオピオイド製剤含めた、緩和ケアも行います。医療連携病院、大学病院で化学療法や免疫チェックポイント阻害薬、分子標的薬を行いながら、本院でも補助的に通院可能です。当院では肺がん問わず、横断的にあらゆるがんのケアを行います。御本人、御家族と常に相談しながら、がんとの共存を目指します。 また遠方のかたはオンライン診療を行い、御相談に乗らせて頂きます。

胸部異常陰影について

「胸部異常陰影」は、健診などで胸部レントゲン・CTを撮った際に認められた陰影に対して、暫定的な病名です。数多くの呼吸器疾患が鑑別として挙げられ、それに対して最適な検査を行い、時に迅速に治療を並行して行っていくことが、私達呼吸器内科医の役割となります。

検査・治療について

当院では丁寧な問診、診察のほか、レントゲン・CTでの陰影の性状、症状、血液検査などの検査結果を踏まえて、鑑別診断を行います。肺がんが強く疑われる場合は大学病院に紹介し生検(経気管支肺生検、CTガイド下肺生検、外科的肺生検)を致します。ごく小さな陰影を見つけた場合でも、肺がんの初期をみている可能性や炎症性の陰影をみている可能性があります。
当院では陰影の大きさや形状を評価の上、間隔をあけながらCTで慎重に経過を追っていきます。「陳旧性炎症性変化」「石灰化」といったものは、以前の炎症・肺・結核後の痕跡であり、経過観察となります。

とがさきクリニック

048-948-1133 
専用駐車場4台・駐輪場あり

診療内容
内科、呼吸器内科、耳鼻咽喉科
医 師
野呂久公 野呂林太郎
住 所
〒341-0044 埼玉県三郷市戸ヶ崎2丁目38-2
最寄駅
  • 八潮駅もしくは松戸駅よりバス(松05)9分~13分 【神社前バス停】もしくは【戸ヶ崎二丁目入口バス停】下車1分
  • 金町駅よりバス(金61)20分
    【戸ヶ崎バス停】下車10分
  • 三郷中央駅もしくは金町駅よりバス(金02)13分~15分
    【戸ヶ崎三丁目商店街バス停】下車7分
受付時間 日/祝
午前 内科
呼吸器内科
9:00~11:30
※初診 ~11:00迄
※発熱外来・完全予約制・診療は11:30~
耳鼻咽喉科 9:00~10:30
午後 内科
呼吸器内科
15:00~17:30
※初診 ~17:00迄
※発熱外来・完全予約制・診療は17:30~
耳鼻咽喉科 15:00~16:30
  • 休診日:木曜日・土曜日午後・日曜日・祝日
  • 健診、がん検診、ワクチン接種は予約制です。
  • 新患の方は予約なしに随時拝見いたしますが、問診・検査の都合上、午前は11:00まで午後は17:00までに来院ください。
  • 再診の方はなるべく待ち時間の都合上電話予約ください。 診察時間の都合上、発熱外来以外の患者様は午前は11:30まで、午後は17:30までにクリニックにお越しください。
  • 耳鼻咽喉科(野呂久公院長)外来は当面火曜日(15:00~16:30)、金曜日(9:00~10:30)、土曜日(9:00~10:30)とさせて頂きます。また体調により急な休診がございます。ご迷惑をお掛け致しますがご理解の程お願いいたします。
  • 午前の発熱外来は、三郷市内学校健診、介護認定審査会、集団肺がん検診読影などにより、不定期に休診になることがございます。ご迷惑をお掛け致しますがご理解の程宜しくお願いいたします。
048-948-1133